皆さんは「いいかげん」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
「いいかげんにしなさい!」「いいかげんな人」など良くないイメージ、ネガティブに感じたりしませんか?
ですが実はこのいいかげんとは、適度・頃合いがよい・程よい・きりが良いところでやめる、などポジティブな言葉でもあります。
お風呂に入ったときの「いい湯加減だなあ」のあれです。
かげん=加減は頃合いという意味ですが、
色んな場面で使われています。
- 例えば美味しいご飯を作るためにはこんな言葉があります。
「青田から飯になるまで水加減」
良い米を栽培するには田んぼの水加減が重要であり、美味しく炊くにも水加減、火加減が大切です。 - 琴やギターなどの弦楽器も弦の締め具合が大事です。締めすぎるとキンキンと音がなくなり、緩めすぎると鳴りません。
良い音色が奏でられるよう、弦の加減が大切なのです。楽器の弦の張り具合は何度も調整を繰り返してあわせますね。 - お料理での味加減は味見をして調味料の量を調整しますよね。
人生の良い加減とは?
最初から決めつけず、何度も試行錯誤しながら失敗成功を繰り返し、自分にとって程よい加減を見出します。
楽器の弦の話は、スタッフが昔シャカリキで働いていた頃に先輩に言われたことだそうです。
”頑張りすぎてはダメ、頑張らなくてもダメ。”
加減ができれば物事は整い、ストレスも減ります。
目分量、数値を測りつつ、弦のように緩急付けて、程よく楽しみましょう。
2021.1.25