2011年3月11日に発生した「東日本大震災」は、津波や原発事故など、かつてない被害をもたらしました。
今年で10年を経ようとする今も、多くの被災者やご遺族らの生活や心に深いダメージを与え続けています。
また、現在も地震が多く観測されています。また「南海トラフ」を始めとした、大地震や津波などの災害が懸念されています。
日本は地震の他にも津波や台風、大雨や火山の噴火など、自然災害の多い国です。
「備えあれば憂いなし(そなえあればうれいなし)」と昔より言われていますが、改めて自分の身の回りの食料品の確保など「備え」を見直しをすることが大切ではないでしょうか?
今回は「ローリングストック法(循環備蓄)」についてご紹介します!
ローリングストック法とは?
ローリングストック法は、言葉のとおり、ストック(備蓄)をローリング(回転)することです。
普段の買い物より、少し多めに買い物しストックに回す方法です。古いものから順番に消費しながら、底をつかないように買い足していく方法です。
災害が起こると食料や水の確保が大切です。しかしストックの必要性を感じていても、実際に非常食を備蓄しておくことはなかなか難しいものですね。
災害時に役立つと言われている保存食も、何がどれくらいあるのかということを定期的に確認したり、食べ方を知っておかなければ、いざという時に賞味期限が切れていたり、温めなければ食べられないなどの可能性もあるかもしれません。
普段使いしている食品なら、食べ方も迷わず、食べ慣れているので安心感があります。
この方法なら、ライフラインがストップしても、長期間外に出られないなど、買い足しができない状況が続いても、いつでもストックがあるので心強いですね。
ローリングストックに向いている食品
- 水
- パックご飯
- カップ麺
- 乾麺(パスタなど)
- おかゆ
- シリアルや栄養補助食品みたいなもの
- レトルトカレー
- 缶詰(ツナ・サバ・サンマ・焼き鳥など)
- 乾物(にぼしなど)
- 野菜ジュース
- 大豆など豆類の缶詰やパウチ
- トマト缶・トマトパック
- 日持ちのする野菜・果物
- 乾物(切干大根、干ししいたけなど)
- おやつなどの甘いもの・好きなもの
- インスタント味噌汁・粉末スープ
- 調味料(砂糖、塩、醤油、油など)、ふりかけ
またライフラインがストップしている時でも調理できるように「カセットコンロ」を用意しておくと良いでしょう。
ローリングストックできる食品以外のもの
- ティッシュペーパー
- トイレットペーパー
- ウエットティッシュ
- 電池
- ジップロック
- サランラップ
- アルミホイル
- 割り箸
- 紙コップ
- 紙皿
ちなみキッチンばさみはまな板を使わずに調理ができるので、便利なアイテムです。
農林水産省のサイトに詳細が載っています!
ローリングストック – 農林水産省
最後に、ストック以外にも、避難場所の確認や防災バッグの見直しなどを行う時間をつくってみてはいかがでしょうか?
2021.3.16