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【ノスタルジック】路面電車の魅力【バリアフリー】

【ノスタルジック】路面電車の魅力【バリアフリー】

路面電車は、道路上を走る電車のことです。道路上には線路だけでなく、人が乗り降りする停留所もあります。自動車と共存して走っている路面電車は、かつて日本中で走っていましたが、高度成長期以後にはどんどん廃線となっていきました。
 
1985年(明治28年)に、日本で初めて路面電車が開通しました。「京都電気株式会社」により、京都市内を走るようになりました。
その後、大都市を中心に、大正から昭和にかけて、路面電車の全盛を迎えます。

1932年(昭和7年)には、全国67都市、83事業者、路線延長1479キロと重要を伸ばしますが、1965年以降、急速なモータリゼーションやバス、地下鉄への転換により衰退してゆきます。

現在17都市、19事業者、路線延長約238キロ(うち鉄道区間約32キロ)と減少していますが、環境保護の観点から見直されて、もう一度路面電車を復活させようという動きもあるそうです。

 

路面電車のいいところ

  

1.ゆったりと走るスピードで街の様子が眺められる

路面電車は、街中の様子を見ることができます。鉄道よりも街に近い車窓で、街の雰囲気を感じることができます。
路面電車の運行速度は、自動車よりも遅く、目的地に一刻でも早く到着したい人にとってはじれったく感じますが、ゆっくりとしたスピードだからこそ見える風景もあります。

  

2.道路からバスのような感覚で乗り降りできる

路面電車の乗降は段差や階段が少なく、バスの乗り降りと似たような感覚で利用できます。電車や地下鉄の駅は、階段の昇降が多く、エレベーターやエスカレーターが近くにないとやや不便です。路面電車の利用にはこのようなストレスがないも魅力です。
また、路面電車の車内はバスと比べても段差が少なく、移動しやすい点も魅力です。バスの場合、車内に車輪部分の凹凸がありますが、路面電車は鉄道と同じくバリアフリーです。車内の快適性という鉄道の利点と、乗り降りしやすいバスの利点を持ち合わせているのが路面電車です。

  

3.ノスタルジックな鉄旅が楽しめる

路面電車を使った旅行は鉄道好きや写真好きの人にとっても楽しい旅です。最盛期より数を減らしている路面電車との出会いは貴重な経験。街の風景と溶け込んでいる昔ながらの路面電車は、被写体としても素敵な素材になります。住宅街の中をゆったりと走り抜けて観光地に辿りつく路線や、街中を気軽に巡ることができる路線など、沿線の個性も豊かです。

  
ワンダーフレンズの事業所の近くには、1909年(明治42年)に開通した「阪堺電車」という路面電車が走っています。大阪市天王寺区から堺市浜寺まで走る大阪で唯一の路線になります。
大人料金230円・小人料金120円で終点まで同一金額で運行されています。お近くまでお立ち寄りの際は、阪堺電車も利用してみてはいかがでしょうか?

 
2021.4.9

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