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日本の国花「桜」の話

日本の国花「桜」の話

今年の桜は統計開始以来、最も早いペースで開花し早々に見頃を終えてしまいました。
コロナ禍も相まって、お花見どころではないといったところでしょうか?

来年への期待を込めて、桜についてのお話をしていきたいと思います。

 
 

桜の品種

 
桜は、バラ科サクラ亜科サクラ属(Prunus subg. Cerasus)の落葉高木、または低木です。種類によって、花の大きさや数、花色がさまざまに異なります。
日本の固有種として、野生種が11種類、自生種が100種類以上、栽培種は200種類以上、さらに細かく分類すると600種類以上あるとされています。
 
 

日本の桜の代表「ソメイヨシノ」

 
日本の代表的な桜は「ソメイヨシノ」で、よくお花見で見かける大半の桜がこちらの品種になります。
桜の開花宣言で標準木とされているのも「ソメイヨシノ」です。
「ソメイヨシノ」は接ぎ木や挿し木をし繁殖したクローンですが、丈夫で成長の早い「アオハダザクラ」を台木としたものがほとんどだそうです。クローンですので、同一地域に植えた花は、同時期に開花し、散っていきます。
 
「ソメイヨシノ」は花の個数が多く、一斉に咲き誇ります。一本の木から10万個の花が咲くこともあるそうです。
また、一つの芽から咲く花の個数で、樹木の健康状態がわかるそうです。6個で非常に良好、4〜5個で良好、3個以下が元気がない状態だそうです。花の咲く個数で手入れされているかどうか確認することができますね。
 
今年は昨年同様コロナ禍でしたが、全国の桜の名所では、直接花見に来られない人のために、ライブ配信や動画を使って美しい開花の様子を紹介しています。
また桜をモチーフにした写真集やボタニカルアート、お菓子やグッズのなど、さまざまな楽しみ方もできますね!
 
2021.4.7

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