2月13日夜遅く、福島と宮城で震度6強の激しい揺れを観測する地震があった福島県沖では、その後も地震が相次いでいます。
気象庁は、今後1週間程度は最大震度6強程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。
関西でも、和歌山で2月15日から集中的に地震が起きており、日頃から地震や災害に対する備えは重要となってきます。
今回は、緊急時の持ち物や備蓄品ではなく、医療にスポットをあててお話をさせていただきます。
緊急時の医療体制について
急性期(災害発生から1〜2日)は災害拠点病院として、基幹災害医療センターが各都道府県に原則1カ所以上、地域災害医療センターは二次医療圏ごとに原則1カ所以上整備されます。
こちらで被災者の振り分け(重度・中度・軽度)を行い、それぞれの病院等に搬送等行われます。
日頃から氏名・連絡先・住所や保険証番号やコピーなどを備えておく
災害時、保険証がなくても診療は行ってもらえますが、氏名・住所・連絡先・勤務先・保険者番号などを控えておくようにすれば、スムーズに診断が行えるのでメモなどをして財布や携帯ケース、非常持ち出し袋に入れておくといいですね。
持病のお薬は普段から3日分ほど多めに備えておく
避難所では、包帯や鎮痛剤など一般的な薬は置いてありますが、特殊なお薬はありません。
災害時にお薬がなくて、つらい思いや持病が悪化するなどしないように予め持病のお薬は持ち出せるように備えておきましょう。
日頃から服用している薬・容量・処方内容を把握しておきましょう
お薬手帳や処方箋などの内容のコピーを財布や携帯ケース、非常持ち出し袋に入れておきましょう。
熊本地震では災害時にキャンピングカーに薬を積んで対応したそうですが、お薬手帳を持っている人が優先的に処方してもらえたそうです。
最近ではスマホのアプリやインターネットでお薬手帳が作成できるようになっています。
こちらを利用するのも便利ですね。
EPARKお薬手帳
医療情報カードを作成しましょう
発作やてんかんなど持病のある人は、医療情報カードを作成しておきましょう。
災害時はストレスや怪我、疲労などにより、発作が起きやすくなります。
自ら症状を伝えるのが困難になる場合もありますので、医療情報をメモしたカードを作成しておきましょう。
スマホのアプリやインターネットを利用するのも便利ですね。
Welbyマイカルテ
ポケットカルテ
また症状の度合いにより対処法が異なる場合など、医師と相談のもとアクションプランを作成することも大切です。
自分の処方されている薬や病気の症状などをはっきりと把握していないことが多いと思います。
緊急時になって慌てないように、備蓄品とともにこれらの情報も備えておきましょう!
「備えあれば憂いなし」ですね^^
2021.2.15