「春ダル」とは
春先に、ダルさや、イライラ・眠気など体調不良になる方が多いと思います。
人間のカラダは自律神経が働いて環境の変化に適応しています。冬用の体から夏用の体へ変わる春は、寒暖差や気圧変化が大きく、花粉症も相まって、気づかぬうちに体にストレスがかかり、自律神経が乱れて天気痛になることが多くなります。
春の不調対策は、冬用の体を春夏用の体につくり変えることだといいます。毎日の生活のなかで取り組める「7つの習慣」を紹介します。
1.朝は1杯の水を飲み、朝食をとる
朝食をとることで、エネルギーを補給し、就寝時に下がった体温を上げることができます。朝食前に水を飲むと、胃腸の神経が適度に刺激され、消化吸収もよくなります。
2.適度な運動を習慣にする
体を動かすことで血流を促し、体温を高めに保つ効果があります。ウォーキングや軽めのランニングで汗をかくと効果的。筋肉量が増えれば、熱産生も増えて体温が適切にキープされやすくなります。
3.就寝時間、起床時間は一定に
自律神経の働きを整えるためには、質のよい睡眠が大切です。就寝時間、起床時間を一定にすることで、入眠のリズムを整えるのに役立ちます。
4.夜の入浴はぬるめの湯につかる
入浴で体が温まると、昼間活動で優位になっていた交感神経が副交感神経へと切り替わります。ポイントは、40℃前後のぬるめのお湯にすること。10分ほど浸かって温まり、体温が下がり始める頃にベッドに入るとよく眠れます。
5.3つの首(首・手首・足首)を冷やさない
春は、寒暖差がはげしく、急な冷え込みで、血行不良を引き起こさないよう、普段から冷えに注意しましょう。動脈が体表近くを通る首、手首、足首を温かくしましょう。
6.起きたら10分間朝日を浴びる
朝日を浴びると眠りを促すメラトニンの分泌を抑制されます。また、朝日の刺激が体内時計をリセットし、夜に入眠しやすくなります。
7.ビタミンBとミネラル補給
代謝を促し自律神経を整える働きのあるビタミンB、心の不調に役立つ亜鉛やマグネシウム、貧血を防ぐ鉄などを摂取しましょう。
以上の7つを毎日の生活に取り入れることで、「春ダル」の予防・改善していきましょう。
2021.4.14